なぜかこんなに惹かれるもの、ありませんか?
理由もうまく言えないのに、気づくとまた考えている。
そういうもの、誰にでもひとつくらいあるんじゃないかなと思います。
私にとってのそれは「カシジェー」。
泡盛を蒸留したあとに残る蒸留粕です。
🍶 カシジェーって、実はすごい
カシジェーには、アミノ酸やクエン酸がたっぷり含まれていて、もろみ酢の原料にもなっています。
腸にも肌にもやさしいと言われていて、私も毎日のおやつ作りに取り入れながら、お友達にもよく紹介しているんです。
「体にいいから」って伝えると、みんな「えっ、そうなんですか!?」と驚いてくれます。
それくらい、まだ知らない人が多いものなんですよね。
私自身、最初にカシジェーのことを知ったときは、正直「そんなものがあったんだ」というくらいの気持ちでした。
でも実際に手に取って、香りをかいで、おやつに取り入れてみて。だんだんと、単なる「体にいい食材」以上の存在に思えてきたんです。
🌾 でも、それだけじゃない
とはいえ、体にいいものなんて世の中に五万とあります。
だから「健康にいいもの=カシジェーじゃなきゃダメ」なんてことは、まったくないんです。
腸活にいいと言われる食材も、発酵食品も、探せばいくらでも見つかる時代です。
それなのに、なぜかいつもカシジェーのことが頭から離れない。
この感覚、皆さんにも心当たりがあるんじゃないでしょうか。
じゃあ、なんでこんなに惹かれるんだろう。
最近ずっと考えていて、やっと自分の中で言葉になってきました。
京都でパティシェをしていた頃も、老舗のお茶屋さんで働いていた頃も、「良いもの」と呼ばれる素材にはたくさん出会ってきました。
でもカシジェーへの気持ちは、それとはちょっと違う種類のものなんです。
本来ちゃんと価値があるのに、光が当たっていなかったから。
そこにいちばん、惹かれているんだと思います。
✨ 捨てられていたものに、光が当たる
沖縄では長いあいだ、カシジェーは「捨てられるもの」でした。
泡盛を造る過程で出てくる副産物で、活用されずに処分されることがほとんどだったんです。
そんな中、カシジェーの価値を伝えようと、アンバサダーとして活動されている方々がいます。
飲食関係の方から、主婦の方、経営者の方まで、年齢も職業もバラバラなのに、みんながカシジェーに引き寄せられている。
その姿を見ていると、「もったいない」という言葉のうしろに、実はたくさんの可能性が眠っていたんだなと感じます。
でも、捨てられていたものにも、ちゃんと価値がある。
どんなものにも、価値がある。
カシジェーは、私にそう思わせてくれる存在なんです。
🌸 これって、カシジェーだけの話じゃない
これって、カシジェーだけの話じゃない気がします。
自分らしく、そのままで生きていていいんです。
その価値に、自然と気づいてくれる人が必ずいます。
見えていなくても、誰かはちゃんと見ている。
だから、あなたの光、隠さなくていいんです。
そのままで、じゅうぶん。ぜひ、光らせてあげてくださいね。
🌊 沖縄から届けたいこと
お茶とおやつを作る仕事をしていると、こういう「本来の価値」に光が当たる瞬間に、何度も出会います。
見た目が地味だったり、扱いが手間だったりして、これまで注目されてこなかったもの。
でも実際に向き合ってみると、驚くほど豊かな個性を持っている。
カシジェーは、そのことを教えてくれた最初のひとつでした。
なぜか惹かれるもの、皆さんにもあったら教えてください。
その理由をたどっていくと、案外自分自身のことが見えてくるかもしれません。
やましろるみ
