私はパティシエをしていたので、周囲からはお菓子は何でも作れるかと思われます。
答えは「No!」です。
何でも作れません。
追及していくと、チョコレートならショコラティエがいるように
飴細工なら飴細工職人がいるように、分野ごとにエキスパートがいて
質の良い材料やその素材に合った施設が必要です。
パティシエしていたころ、家では一切お菓子は作りませんでした。
なぜかというと、
家には、十分な材料や道具がなかったから。
(家でまでお菓子を作りたくなかったという気持ちもありましたが)
家ではどうしても、思うように作れないジレンマになるからです。
パティシエを辞めて、身近な人の誕生日ケーキなどは作っていましたが、日常的には作る事はなかったです
子どもが産まれて、赤ちゃんがいる生活になり、今までの様な生活ができなくなりました。
「美味しいお菓子食べたいなぁ」
と思ってもすぐに買いに行く事ができない状況になり、
「それなら作るとするか」とお菓子作りがスタートしました。
赤ちゃんとの生活はとても幸せですが、
24時間赤ちゃんと向き合う生活は、思っている以上に疲弊します。
特に1人目の子育ては不安でいっぱいでした。
外出するのも、赤ちゃんや周囲に気を使うし、気合い入れないと気軽にできませんでした。
お菓子を家で作り始めて改めて思うのが、ケーキ屋のお菓子はクオリティが高いです。
毎日、数種類のお菓子を作って、職人さんが技術を磨いているので
家で作るお菓子と比べるのは別物だと思っています。
もちろん、家で作るお菓子はメリットも沢山あります。
- コストパフォーマンスが良い
- 材料が選べる
- 自分好みの味にできる
- 作っているときは余計なことを考えなくて良い
- 家中、お菓子の香りに包まる
- 失敗して、びっくりするものができる。
コストパフォーマンスが良い。
言うまでもないですが、ケーキ屋で買うより安くつくきます。
材料が選べる
「小さい子供には安心したものを食べさせたい」親御さんは多いと思います。
自分で材料を選ぶ事ができるのはいいですよね。
アレルギー体質の子は特に材料は気になる所です。
自分好みにできる
カロリーを気にされている方は、糖質を控えたり、調整ができます。
作っているときに余計なことを考えなくてよい
「あれもこれもやらなきゃ」と思う事が、お菓子を作っていると、作っているのに集中して
余計なことを考えない時間がもてるのは、ストレス発散になります。
家中お菓子の香りに包まれる
自然なアロマです。匂いだけで美味しい気持ちになる。香りだけで幸せになれる!
失敗して、びっくりするものができる
「えっ、デメリットじゃない?」と思うかもしれませんが
成功したものより、失敗したことは記憶に残ります。
思い出になります。
そして、お店で失敗したお菓子をみると
「これ、難しいのよねー」と職人さんのすごさに気づかされます。
ケーキ屋のお菓子と家で作るお菓子。
同じお菓子だけど、別物です。
同じなのは、食べたら幸せになることだと私は思っています。